2010年08月05日

プロレスラーは、本当は強いんです。

PRIDE史上最もプロレス的な一戦であった、ドン・フライ×高山善廣。当初はピークを過ぎたUFCレジェンド同士による果たし合い的な煽りで、フライの対戦相手としてマーク・コールマンの出場が決まっていたのですが、コールマンの怪我により急遽高山善廣が代打指名されました。Uインター出身とはいえ、練習の厳しさに耐えかね一度は夜逃げした過去を持つ上、ガチな総合格闘技経験の浅い所謂「ノー・フィアー!」なプロレスラーであり、誰もが練習不足にも程がある高山が惨敗する姿を予想するわけで。

壮絶な試合内容については当時の日刊スポーツ・バトル特報を御覧下さい。

僕が観戦してきたPRIDE史上「試合」ではなく「勝負」という意味で、ベストバウトだったことは言うまでもなく、本当に強い者だけが生き残る格闘技のリング上、いわば結果こそ全てな世界で、高山善廣がプロレスにおける「負けの美学」を自らの身体を犠牲にし教えてくれた歴史的名勝負。そして、新日本プロレスへの参戦経験もあるドン・フライが、高山のプロレスに付き合った懐の広さも僕は高く評価したい一戦。余談ですがこの試合後、両者の健闘が高く評価されギャラが高騰したとか。

前置きが長くなりましたが、先日のCRACKEDISCO“MADEMOISELLE YUILIA vs TK450”は、まさにこの歴史的名勝負を彷彿とさせる試合展開でした。SoccerBoyは、本当に安生洋二のテーマ曲で入場し闘争心を露わにし、Kan Takahikoは、あくまで格闘家として真剣勝負を緻密なグルーヴでコントロールし、MADEMOISELLE YULIAは、ノーガードでボロボロになりながら、マイクを凶器に変え真っ向勝負を挑んだ。そりゃ、的確なパンチをフロアにヒットさせていたのは紛れもなくTK450の二人なわけですが、二曲目にしていきなり例の常夏フロア・バンガーを落としたYULIAも、相当な覚悟を決め、本能的、且つ衝動的にプレイしているように見受けられました。何よりそこに立つYULIAは、次世代アイコンである以前に、細い身体で奮闘する普通の女の子といった感じで凄く可愛かった。親心を持つように見守るSoccerBoyの表情も印象的でした。自分のプレイ後もTK450の喜び組としてブースで踊り続けるYUILAの姿が、この特別な一夜の全てを物語っていたのではないのかと。修理したPrahaのエアコンを無力化する熱気に包まれながら、また僕達は清々しい朝を迎えたのでありました。

「プロレスラーは、本当は強いんです」とは、桜庭和志が残した名言。


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2010.07.24 “CRACKEDISCO” - Play List
01 Kormac - People Rising ft. MC Little Tree
02 Feist - Feisty (Dub)
03 Roska - I Need Love ft. Anesha
04 Simbad - Gospel Golpe
05 Dubbel Dutch - Fool In You
06 Hot City - Another Girl
07 SBTRKT & Sampha - Break Off
08 Sinden & SBTRKT - Kind Of Familiarr
09 Jahcoozi - Read The Books (Ikonika Rmx)
10 J-Wow - The Rattle
11 Grant Nelson - El Ritmo
12 Basement Jaxx - Fly Life (Switch Mix)
13 Gramophonedzie - More I Get
14 Playgroup ft. KC Flightt - Front 2 Back (Kenny Dope Gotta Extended Mix)
15 Will Eastman - Feelin (Tittsworth & Nakasis Rmx)
16 AC Slater - Take You ft. Ninjasonik
17 Buckfunk 3000 - High Volume (Si Begg Vip Rmx)
18 Kan Takahiko - Spread Raver
19 Matisyahu - One Day (SoccerBoy Otagiremix)
20 Switch vs Rhymestar - A B-boy Patchy (PTP Edit)
21 Rxxxxxxxr - Txe Gxxxt Axxxxxxxxm (TK450)
22 Eric Clapton - Change The World (TK450)
posted by Tarantula at 04:43| Comment(0) | TrackBack(0) | Report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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